某福祉事業者様でテナントの火災保険をご契約いただきました。
2019年は災害が多く、とくに台風19号の影響は凄まじく、都内でも一級河川が氾濫しかけましたから、いよいよ覚悟された方も少なくなかったのではないでしょうか。
弊社のクライアント様の中に、先日の台風19号で建物に床上浸水された方がおられました。
物件の裏が河川でしたので、以前よりオールリスクでの補償をオススメしていたものの、保険料の関係でご納得いただけず、火災・風災といった、火災保険の補償範囲では最低限だけを補償しておられました。
「水害なんて起きないでしょ」
しかし、有事は起きてしまいました。
幸いにもスタッフは被害を負いませんでしたが、大切な資産は350万円もの被害を負ってしまったのです。
保険の成り立ちは、貿易船が航海から無事に帰るか、沈没するかのギャンブルだったとの説があります。
保険料と類似する言葉に ” 掛け金 ” があり、変換を間違えると " 賭け金 " になります。
しかし、厳密には損害保険の保険金で " 儲け " は出ませんので、ギャンブルにはなりません。
一度も事故が起きないと、損した気分になるかもしれませんが、リスクマネジメントでは「リスク移転」にあたる手段ですから、無保険や一部保険の状態でリスクを「保有」することのないよう、今一度、補償を見直す機会を作りましょう。
2020年は災害の少ない年になりますように。